東京司法書士会三多摩支会
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■研修研究事業

■研修会・研究会への参加を!!
 最近の司法書士を取り巻く環境は、日々めまぐるしく変貌しています。
 たった十年弱の間で、「成年後見制度の創設」、「簡易裁判所での訴訟代理権の取得」により、職域は、一気に広がり多種多様化しました。
 従来からの仕事の大きな柱である不動産登記と商業登記も例外ではありません。ほぼ1世紀ぶりの関連法規の大改正と、インターネット社会という変化の波により、その取扱いを大きく変えました。
 それまでの常識が昨今では非常識となり、着実に執務をこなして知識と技術の集積をしてこられた司法書士の方々でも、目を覆いたくなるような惨状が執務の現場で広がっています。
 とある司法書士がおっしゃっていました。「法改正やオンライン申請等、いろいろあって、今まで得た知識はノウハウが使えないこともある。まるで、トランプの大貧民で、大富豪から大貧民に追い落とされたような気分だ。」と。
 しかるに、事務所のドアを叩く一般市民の方々は、最上のサービスを求めてやってきます。間違っても、「法律とは関係ないインターネットは不得手でして、・・・」とはいえないのです。
 そこで必要となるのが、我らが三多摩支会の研修委員会です。地域に則した最新の知識と情報をタイムリーに会員の先生方にお届けすべく、研修プランを企画立案しております。
本年度も、様々な研修を行いますので、皆様奮ってご参加下さい。

■会員研修・研究会の開催
本年度は昨年に引続き、法令実務研修会、裁判事務研修の開催を中心にした研修研究事業を開催する。

(1)法令実務研修会の開催
司法書士が法律専門職能として、社会経済の変化に伴い多様化する市民の法的ニーズに的確に応えていくためには、業務の多様化とともに、その専門性・高度化が要求される。法律専門職能に相応しい能力の向上を図るため、業務に関する法令や実務上・制度上の諸問題についての研修会を企画し実施する。
本年から、登記のオンライン申請により登録免許税を軽減する措置や不動産登記オンライン申請での特例方式が開始され、オンライン申請の環境整備とその環境の変化に対応するスキルがいっそう求められている。大きな環境変化に対して、今までどおりの講座方式の研修会をいっそう充実させるとともに、一方パソコンの操作を含めたオンライン申請に対応するための少人数講座も適宜 開催していく予定である。
また、東京司法書士会の会則変更により、依頼人に対する本人確認の方法、個人情報の取扱い方など、執務全般にわたる姿勢を再確認する必要が生じている。この関連の研修会も開催する予定である。

(2)裁判事務研修の開催
裁判事務教室は、支全会員の裁判事務に対する姿勢を向上させ、その能力を養う上で大いに貢献してきた。そしてその成果は各会員の裁判事務能力を向上させ、裁判事務を担う会員の増大に著しく寄与してきた。 本年度も昨年度に引続き、司法書士として取り扱いの多い裁判事務に関して裁判事務教室を開催する。クレサラ関連の問題に関する実務研修、強制執行関連で司法書士が関与することが多い事例、給与未払い、解雇等を中心とした労働問題などをテーマとして取り上げていく予定である。
特に裁判事務教室では、研修に参加していただいた会員相互間の情報交換の場として研修会を活用していきたいと考えている。書物では学べない実務に直結する貴重な情報を共有し、支会全体のネットワーク作りを今後とも目指していきたい。作りを目指していきたい。

(3)成年後見実務研修会の開催
昨年度まで研修研究委員会として成年後見業務の普及充実を図るため、主に成年後見に関する入門講座を開催してきたが、本年度より三多摩支会に新たに創設された成年後見対策委員会と協力して、成年後見人等に就任後の実務におけるスキルアップを図るための連続講座を開催する予定である。

(4)判例研究会の開催
判例は事実上の法源であり、それを研究することは、法的思考力を身につけることに繋がる。
また、簡易裁判所における訴訟代理人を担う司法書士にとって、判例の研究は不可欠となっている。本年度は判例の理解を深めるために、研修研究委員会内に判例研究小部会を設け、一定期間勉強会等を実施後、支会会員間において共有するべき判例をいくつか検討し、その結果は研修会等を通じて発表していきたいと考えている。

■実務協議会等の開催

会員の日常業務における実務上の問題点・疑問点についての解決を図るため、登記実務協議会及び裁判実務懇談会を開催する。

(1)登記実務協議会の開催
本年度は、登記実務上の問題点・疑問点についての回答を得るため、東京法務局八王子支局・府中支局・西多摩支局及び管内各出張所との登記実務協議会を企画実施する予定である。不動産登記オンライン申請特例方式、改正後の不動産登記法や会社法に基づく登記実務を中心に、協議問題、要望等を収集整理する。

(2)地裁八王子支部・八王子簡裁書記官との裁判実務懇談会の開催
平成9年度から実施している東京地裁八王子支部・八王子簡裁書記官との裁判実務懇談会を 、本年度においても、簡易裁判所の訴訟代理人として司法書士が行う裁判所内活動・法廷活動における課題や問題点を検討し、また地方裁判所等での司法書士の書類作成支援を充実させるため、また裁判所との交流がより活発となるよう、この実務懇談会を実施する予定である。

(3)東京家庭裁判所八王子支部との実務懇談会の開催
昨年度は、はじめて東京家庭裁判所八王子支部との実務懇談会を実施することができた。家庭裁判所での裁判実務に関し、書記官から直接説明が聞ける場ができたことは非常に貴重である。今後も司法書士が関与する家庭裁判所裁判事例は、成年後見業務を中心に多くなってくると思われるが、この懇談会を継続させることで、司法書士と家庭裁判所の距離を縮め、書記官等と意見交換をしながら、いっそう執務を円滑に実施していけるよう努力したい。