東京司法書士会三多摩支会
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 支会ニュース「アダージョマエストーソ」 第128号 2014,02,07

 ■ 目 次
  1. 都市過疎対策委員会、清瀬市中里団地で地域交流会の模索
  2. 都市過疎対策委員会、八王子市館ヶ丘団地で地域交流会
  3. 都市過疎対策委員会、武蔵村山市村山団地で地域交流会
  4. 第9回研修会で「成年後見等業務における医療同意」を開催
 

 平成26年1月15日(水) 都市過疎対策委員会、清瀬中里団地で地域交流

 平成26年1月15日(水)、都市過疎対策委員会3名で、清瀬市の中里団地を訪問し、中里団地自治会長、役員の方、老人会会長7名と、孤立死問題の件、お話しさせていただきました。
 中里団地では、若い世帯が非常に少なく、単身高齢世帯が多く、自治会役員も多くが70歳代だそうです。役員の後継者がなかなかいなくて、地域のイベントも担い手がない というのが実情のようです(去年で夜の祭りは終了してしまった)。
 また、お祭りをするにも場所がない、団地としての公園がなく、近くの公園も利用するのに許可申請が大変だそうです。
 みんながとくに困っていることは、入院、入所先について知識がないこと。お見舞いに行きたくても、病院内のケースワーカーの判断なのか、遠方の施設に入れられてしまったので、お見舞いに 行くにも大変負担がかかってしまうことも。
 各世帯に見守りはお願いしているものの限界があり、この正月にも孤立死が発生したそうです。新聞の配達がない時期で、姿を見かけなくても正月だから不信に思わない ままになっていたそうだ。今回の我々の面談中にも救急車を呼ぶとか、急病人が出る…、などと役員の方々が対応に追われていました。
 現在のところ、頼りは社協、市役所高齢支援課しかなく、シルバー交番というのは聞いたことがないし、地域包括支援センターもどのような活動をしているのかわからない というのが実情のようだ。
 以上のとおり、中里団地においては、地域福祉の基盤となる団体がなく、対応策も簡単には見つからない状態です。 まずは、基盤作りが必要と思われますので、地域包括支援センターの協力を仰ぎ、地域のネットワークを構築していくことから進めるべきではないかと感じました。
(都市過疎対策委員会 吉田智)  →上へ

 平成26年1月16日(木) 都市過疎対策委員会、八王子館ヶ丘団地を再訪問

  平成26年1月16日(木)、10時30分から11時30分まで、 都市過疎対策委員2名は、先月、先々月に引き続き、八王子市の館ヶ丘団地の地域サロンに参加してきました。サロンの企画は、健康体操とカル
タ大会で、スタッフ込みで30名近くの参加者があり、大変盛況でした。
 カルタ大会終了後、お汁粉をいただきました。お汁粉をすすっている間、私たちから、成年被後見人と選挙のお話をさせていただき、その後歓談という流れです。 今回はとくに相談ごともありませんでしたが、皆様に暖かく迎えてもらい、次第に私たちも地域に馴染んできたのかなあという印象も受けました。前回からポスターに「司法書士に
よるワンポイント相談あり」との一言を掲載していただいています。
 また、今回はゲストとして、武蔵村山団地シルバー交番から相談員の方がお見えになり、地域サロンの様子をご見学されました。それぞれ地域福祉のため積極的に活動されているシルバー交番です。 お互いに良いところを吸収していただけると、地域住民の利益に適うだろうと思います。
 地域サロン終了後は、サロン主催者、館ヶ丘団地シルバー交番室長、村山団地シルバー交番相談員と私たちで、今後の地域サロンのあり方など意見交換をしました。 地域サロンの良さはそこに住むボランティアが活躍できる場であること、という意見には非常に共感を覚えました。地域住民が相互扶助の関係にあることが、私たちも一つ目指すところですので、 その方向性をいかにアシストしていくかが私たちの使命と感じています。この地域サロンに来れば、すぐに司法書士に相談できる、ということで、多くの地域住民に参加してもらえたら有りがたいです。
 次回は、私たちが主なイベント提供をすることのお許しをいただきました。皆さんでエンディングノートを楽しく書いてみる、という企画でまたお邪魔いたします。 (都市過疎対策委員会 吉田智)  →上へ

 平成26年1月21日(火)  都市過疎対策委員会、武蔵村山市村山団地で地域交流

 平成26年1月21日、対策委員3名にて、武蔵村山市村山団地のシルバー交番で毎月開催される地域サロンに参加いたしました。
 シルバー交番には毎日多くの高齢者が訪れており、今回も20名前後の参加がありました。シルバー交番は、団地中央の商店街にあり、にぎわっている様子を感じた通りがかりの方々がぞろぞろと入ってくる場面も何度かありました。 地域住民とシルバー交番の関係性が非常にうまくいっていることが見て取れました。
 地域サロンの内容としては、昼食会の後、地域住民の方が、朗読劇、オカリナ演奏を披露し、その腕前はプロの方かと思ってしまうほどでした。 オカリナ演奏に合わせて、皆さんで3曲合唱した後、シルバー交番相談員の方より、我々司法書士をご紹介いただきました。
 司法書士はどういうお仕事をさせていただいているのかということと、本事業(孤立死対策)の趣旨を説明した後、羽石先生より、最近の消費者被害の実例をお話しいただきました。
 羽石先生は、司法過疎委員会の委員ではありませんが、高齢化しきった村山団地において、先駆的に高齢者支援の活動をされています。
 司法書士による自己紹介を終えたら、グループに分かれ、司法書士と地域住民の懇親会(茶話会)に移りました。お話し好きの方、ずっと周りの方のお話に耳を傾けている方、色々ですが、皆さんとても楽しそうに参加されていました。 会話の中で、消費者被害の体験談を披露されたり、今後の単身生活の不安をご相談いただいたり、司法書士がそこにいる意味も大きかったのではないかと思います。
 たまり場としての地域サロンの効用として、「普段たまり場に来ているのに、なぜか今日はあの人が来ていない、何か事故でもあったのではないか、ちょっと訪ねてみよう」と、 住民同士での非常に有効な見守り活動に繋がるということが一つ挙げられます。シルバー交番では、積極的な活動をされていますが、このような地域サロンに参加されていない高齢者もたくさんいらっしゃいます。今回の参加者にも、近所に、 なかなか外に出ない人がいる、ということでした。何でもご相談できるようなので、またシルバー交番に行こうと誘ってみなす、と仰っていただけました。
 私たちも継続的に地域のたまり場に足を運び、ネットワーク充実の一助となるよう改めて決意を強くしました。 (都市過疎対策委員会 吉田智)  →上へ

 平成26年1月24日(金) 「成年後見等業務における医療同意」の研修会を開催

 平成26年1月24日、立川市の子ども未来センターにて、本年度第9回目となる三多摩支会研修会が開催されました。
 今回は「成年後見等業務における医療同意」をテーマとして、公益社団法人成年後見センター・リーガルサポートの医療行為の同意検討委員会委員であられる調布支部の前田稔会員を講師にお招きし、ご講義いただきました。
 まず、講義の前半から中盤にかけて、医療同意の問題を考えるに際して必要となる基礎的な知識及び成年後見人等の医療同意の現状等をご説明いただきました。
 講義の後半では、成年後見等業務を行う際に医療同意を求められた場合を想定し、グループに分かれ、医療機関、親族及び成年後見人と配役を決め、ロールプレイングを行いました。 難しい問題なだけに明確な答えというものはないのでしょうが、各グループとも活発に発言があり、人の意見を聞くことで、自
分の執務姿勢を考えるいい機会になったかと思います。また、配布資料として、前記委員会で取りまとめたばかりの「医療行為における本人の意思決定支援と代行決定に関する報告書」(草案) を配布していただき、今後実務を行うに際して大変参考になるご講義をしていただきました。
 近年、司法書士が成年後見人等に選任される件数は年々増加しています。成年後見等業務を行う中で、本
本人に対する医療行為について、医療機関から医療同意を求められた経験がある方も多いかと思います。そのような際に本研修の内容を参考にし、今後の実務に役立てていければと思います。
(研修委員会)  →上へ