東京司法書士会三多摩支会
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 支会ニュース「アダージョマエストーソ」 第134号 2014,08,06

 ■ 目 次
  1. 第1回支会研修会「遺言と異なる遺産分割協議をした場合の裁判例と登記実務」を開催
  2. 山司登高会、久々の夏山遠征で尾瀬を歩く
  3. 立川支部・福生支部合同支部セミナー「渉外登記の理論及び実務(2)」を開催

 平成26年6月24日(火) 遺言と異なる遺産分割協議をした場合の裁判例と登記実務

 平成26年6月24日(火)、立川市市民会館(たましんRISURUホール)にて、第1回三多摩支会研修会(第1回法令実務研修会)が開催されました。テーマは「遺言と異なる遺産分割協議をした場合の裁判例
と登記実務」で、講師は、司法書士業務に関する裁判例を研究している三多摩支会研修研究部判例研究委員会(5名)が担当しました。
 今回は、司法書士業務のなかでも多くの相談が寄せられる「遺言」や「遺産分割」、並びにこれらに関連する「登記実務」がテーマであったこともあり、当日は60名を超える会員の参加がありました。
 講義の前半では、いわゆる香川判決とこれを前提とする裁判例などについて解説がありました。解説があった裁判例は全14件でしたが、講師が、講義の冒頭に、これらの判決
 「香川判決への助走」「香川判決の修正」などに分類してくださったので、香川判決と各裁判例との類似点や相違点を意識しながら解説を聴くことができ、各裁判例に対する理解がより深まったと思います。
 講義の後半では、各裁判例を前提とした登記実務や税務上の問題点について、解説がありました。より実践的な情報を提供していただいたこともあり、今後の自身の執務を考えるきっかけにもなりました。特
に、「遺言で相続分は「零」と指定された相続人が、遺産分割協議の当事者になれるか」という論点については、考え方も諸説あるようですが、各説の考え方を踏まえて、執務にあたりたいと思いました。
 なお、今回は、研修で使用したレジュメの内容がとても充実しておりましたので、今後もこれらを手元に置いて、執務の参考にしていきたいと思います。
 また、今回解説のあった裁判例の中には、遺言と異なる遺産分割協議をしたことにより、相続人が、遺言執行者との間
で紛争になっている事件もありましたので、「遺言と異なる遺産分割協議に基づき相続登記をしたい」という相談があった際には、遺言執行者への対応や調整も含めた手続きの進め方を検討・助言する必要があるのではないかと思いました。 (研修委員会委員長 中村伸介)   →上へ

 平成26年7月5日(土)、6日(日) 山司登高会が久々の遠征、大勢で尾瀬に行ってきた

   遙かな尾瀬、行ってきました(多摩支部 松村 友子)
 山ガール(もと)の松村です。7月5日〜6日、行ってきました山ガールの聖地、尾瀬へ。東京司法書士会
三多摩支会の同好会、山司登高会のおじさま達と一緒です。12名のパーティー中4名は山ガール。
 隊長は東京司法書士会副会長の齋藤さん。この隊長はとても嗅覚の鋭い方で、車で通過するだけで良い蕎麦屋さんや立ち寄り湯をパッと見分け、外れがないのです。今回、大型免許を持っておられる大澤さん運転のマイクロバスで鳩待峠まで連れて行ってもらえる大名旅行でしたが、途中立ち寄ったお蕎麦屋さんも本当に美味しく天ぷら最高で、登る前から幸せな気分でした。
 鳩待峠は雨でしたが、そんな事は気にせず元気に歩
いて行きます。山の鼻を過ぎるといよいよ尾瀬ヶ原。木道の脇に名残の水芭蕉も咲いていましたが、今はワタスゲの季節、アヤメの季節。雨に煙る湿原にフワフワした白い花、小川に横には紫の群生、歓声を上
げたり写真を撮ったり賑やかに歩いて行きました。
 竜宮、見晴を経て今夜の宿は赤田代の温泉小屋。山小屋でありながら鉄分を含んだいい温泉が湧いていて疲れを癒してくれます。夜は隊長の手料理で宴会でした。
 翌朝、朝霧に浮かぶ幻想的な尾瀬ヶ原に感動した後、出発。今日は雨が上がって良かった。東電小屋、ヨッピの吊り橋、竜宮を経てアヤメ平を目指します。尾瀬と気楽に考えていたので、竜宮から富士見峠への登りは大変でした。よく見ると標高差500m近くあったのね。こうゆう事に後で気づくの
がこの会らしさで……。
 富士見小屋では、小屋の管理人の方に貴重な「キヌガサソウ」をはじめ様々な高山植物を教えていただきました。尾瀬でも鹿が植物を食べる被害が多発しているそうです。生態系が崩れているのは悲しいと思いました。
 アヤメ平、横田代を通って鳩待峠に向かいます。アヤメ平は夢のように美しい。小屋で教えてもらった「ムシトリスミレ」も咲いていました。遠くには、まだ雪渓が残る山々。目に焼き付けておこうね、と山ガールどうしで話しました。
 楽しい仲間と歩いた尾瀬。夏が来ればきっと何度も思い出す、素敵な山旅でした。
イワカガミとチングルマ
イワカガミと
チングルマ(白)
ハクサンチドリ
ハクサンチドリ
ミズバショウ
ミズバショウ
ムシトリソウ
ムシトリソウ
キヌガサソウ
キヌガサソウ
 (写真提供 杉並支部 長田茂、 花の写真は松村撮影) →上へ

 平成26年7月24日(木) 立川・福生両支部合同セミナー「渉外登記」2回目を開催

 立川支部、福生支部合同セミナー「渉外登記の理論及び実務(2)」が、平成26年7月24日(木)羽村市生涯学習センター「ゆとろぎ」で開催されました。
 2部構成のセミナーの第2回目ということで、前回の総論、韓国の渉外相続登記の続きとして、立川支部
羽生明彦会員に、韓国台湾以外の渉外相続登記その他の不動産登記手続き、渉外商業登記手続き(外国人の日本における会社設立、変更登記、営業所の設置)について、さらに、最後のまとめとして、渉外登記の受任の仕方についての講義をしていただきました。
 今回は、各論として、いくつかの渉外登記の実例の話をしていただきましたが、それに加えて、受講生が実際に渉外登記を受任した際に使用できるように、(実務書には載っていない)羽生講師が自ら、苦労して作成されたものも含め、
実際に使用された多数の書類を資料として添付していただきました。
 この講義を奇貨として、多くの会員が渉外登記分野でも活躍されることが期待されます。
(編集室注:第1回目のセミナーは133号に掲載) (広報委員会取材)   →上へ