東京司法書士会三多摩支会
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 支会ニュース「アダージョマエストーソ」 第151号  2015,10,26

 
 ■ 目 次
  1. 第2回三多摩支会研修会「会社法改正と商業登記実務のポイント」の報告
  2. 第3回三多摩支会研修会「休眠担保権をめぐる登記と実務」の報告
  3. 第2回財産管理人研修「相続財産管理人の実務」を開催
  4. 田無支部主催、支会協賛、5市相談会を開催   

 平成27年9月4日(金) 第2回三多摩支会研修会「会社法改正と商業登記実務のポイント」

 平成27年9月4日金曜日、たましんRISURUホールにて、今年度第2回目となる三多摩支会研修会が開催されました。今回は、港支部の新保さゆり先生を講師にお招きし、「会社法改正と商業登記実務のポイン
ト」をテーマに講義をしていただきました。
 新保先生は、会社関係の登記に関するブログ「司法書士のオシゴト」を執筆されていらっしゃいます。会場には、商業登記でわからないことがあると、必ず先生のブログを閲覧するという参加者もいらっしゃいました。
 講義前半では、商業登記に関わりの深いものを中心に、会社法改正の概要について解説していただきました。講義後半では、商業登記規則の改正についても触れていただきながら、役員変更の登記実務におけるポイントをご教授いただきました。
講師の神保さゆり先生
 監査等委員会設置会社、社外取締役、社外監査役等については、日常業務ではあまり取り扱う機会はないかもしれませんが、司法書士として知識を有しておく必要があります。また、監査役の監査の範囲を会計に関するものに限定する旨の登記や、 募集株式発行における総数引受契約の承認については、今後、役員変更や増資の登記の依頼を受ける時に、見落としてはならないポイントとなります。商業登記実務は、定款の内容や役員の構成によって、それぞれ手続きに違いがあるので、その都度、注意深く検討しなければならないなと改めて思いました。
 今後商業登記実務の案件を取り扱うにあたって、大変ためになる有益な研修となりました。 (研修委員会)  上へ

 平成27年9月25日(金) 第3回三多摩支会研修会「休眠担保権をめぐる登記と実務」

 9月25日、第3回支会研修会が立川市女性総合センターアイムで開催されました。「休眠担保権をめぐる登記と実務」と題し、講師として大田支部の後藤基会員をお招きし、休眠担保権の登記の抹消手続きにつき解説していただきました。
 後藤先生は、司法書士になられる前は法務局に40年間在職しており、電子化する前で法務局が人で賑わい活気があった頃の話題から始まり、当時の様子を懐かしむように聞き入る参加者もいらっしゃいました。
 そして、登記簿の電子化により休眠担保権が数多く残っていることが判明し、不動産登記法第70条第3頃後段による抹消手続きができたそうです。
 講義の中では、登記名義人の調査方法や供
講師の後藤基先生
託金の計算方法についての詳細な解説があり、中でも供託金については、一度供託してしまうと訂正ができないため、慎重に進める必要があると感じました。その上で、被担保債権の債権額や弁済期、根抵当権の元本確定日については、通達や昭和の民法改正の影響を受けるため、注意しなければなりません。
 本手続きの供託金額は、設定当時の貨幣価値が現在と異なるため、数千円で収まるのがほとんどとのことです。休眠担保権が残っているため不動産を処分できず困っている依頼者にとっては、裁判手続きを利用するよりも簡易迅速で、なおかつリーズナブルに抹消できる本手続きは、非常に有益であると思います。 (研修委員会)  上へ

 平成27年10月13日(火) 第2回財産管理人研修会「相続財産管理人の実務」を開催

 東京家庭裁判所立川支部の財産管理人名簿登載の対象となる財産管理人研修の第2回目「相続財産管理人の実務」が行われました。講師は前回に引き続き、熊本県会の井上広子先生でした。
講師の井上広子先生   今回は、相続財産管理人の実務ということで、実際の事例を基に申立てから終了までの実務を説明する内容でした。具体的には、債務超過が確定しており、手元にある預金が30万円程で、なおかつ家庭裁判所が予納金の追加を求めにくい事例でした。その30万円を報酬とし、それ以外の報酬は求めないとして、相続財産管理人を申立て、司法書士が選任されています。
 債務超過で配当がないことが確定しているので、3回目の相続人捜索の公告も省略でき、入門編には適しているのですが、こういった事例は、報酬が少ししか見込めず、弁護士はなかなか受任しないとのことでした。しかしながら、東京における相続財産管理人に弁護士しか選任さ 
れない状況においては、司法書士が参入できる可能性がある数少ない案件ではないかと考えられます。報酬が少ないので、なかなか引き受けにくいと思われますが、今後、相続財産管理人に選任される実績を作っていくには、積極的に取り組んでいかなければならないと感じました。 (広報委員会取材)  上へ

 平成27年10月17日(土) 田無支部、恒例の5市相談会を開催

 今年も西東京、東久留米、小平、東村山、清瀬の五市六会場で無料法律相談会が行われました。この法律相談会は東京司法書士会三多摩支会と東京税理士会東村山支部の協賛で、年に一回行われています。

 朝からあいにくの雨で、冷え込みもあったことから、出だしは相談者が少なかったのですが、午後になって雨が止んでからは相談者が増えてまいりました。
 相談者数は今年は140名で、昨年の158名には及ばなかったものの、東久留米(会場:東部、西部地域センター)や清瀬(会場:生涯学習センター)では相談者数が例年よりも伸びました。
 相談内容では相続に絡む相談が多く、相続税改正の影響なのか、税務相談に行列ができる会場もありました。成年後見についても5つの会場で相談者が来られ、徐々に成年後見制度に関する認識が広まってきていることを感じました。
 相談会の後には税理士の先生方も含めた懇親会が行われ、これからも協力関係を築いていくことを確認しあいました。 (広報委員会取材)  上へ