東京司法書士会三多摩支会
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 支会ニュース「アダージョマエストーソ」 第83号 2010,08,12

 ■ 目 次
  1. 三立命館大学 本山敦教授を招いて第2回裁判実務教室を開催、テーマ「遺言」
  2. 山司登高会の夏山行は、北アルプス西穂高に挑むも天候はイマイチ
  3. 猛暑を、北丹沢神ノ川矢駄沢のジャブジャブ沢登りで乗り切る山司登高会

 平成22年7月30日(金) 第2回裁判実務教室〜遺言〜 講師:立命館大学 本山敦教授

    平成22年7月30日(金)立川市女性総合センターアイム1Fホールにて、家族法研修会が行われました。
 講師には、月報の連載でもおなじみの立命館大学法学部教授 本山敦先生をお招きし、「遺言」をテーマにお話をしていただきました。
 本山先生は京都家裁の家事調停員もされており、実務経験に裏打ちされた理論は明快でわかりやすく、暑い中多数の会員の方々が参加されたことからも、その人気の高さがうかがえます。
 前半は本山先生が実際に担当されている遺産分割調停事件についてや、相続事件の増加傾向を司法統
計等の数字により見ながら、総論的なお話をしていただきました。その中で「遺言があれば良い訳ではなく、その内容は合理的なものでないといけない。不合理な遺言を突き付けられた相続人はあらゆる手段を講じて覆そうとするため、遺言が紛争をより悪化させてしまう」という趣旨の発言があり、 遺言作成に関わる際にはより慎重に、紛争回避の為の遺言ということを強く意識しなければいけないなと感じ、印象に残っています。
 また、遺言能力の欠如した者が遺言を作成した場合の、作成に関与した専門家(司法書士等実務家・公証人)の責任とその追及についてや、公証人がどのように遺言能力を確認するのか・判断が微妙な場
合はどうするのか、といったお話もとても興味深いものでした。
 後半では各論的な話に移り、実務にも影響の大きい『相続させる』旨の遺言の受益相続人が先死した場合の代襲相続否定説(登記実務)と、近時高裁判決(最高裁は上告不受理)が出ている代襲肯定説の解説ほか、忘恩行為による贈与契約の解除・死因贈与契約の要式化などの債権法改正の動向、 最高裁大法廷に回付されニュースでも話題の非嫡出子の相続格差問題など、執務において今後特に注目すべき点にも触れ、とても盛り沢山の内容でした。上へ

 平成22年7月31日(土) 山司登高会、北アルプス西穂高に挑む

 平成22年7月30日から8月1日まで、今年の山司登高会の夏山行は北アルプスの西穂に、齋藤支会長含め8名が参加しました。
 30日は、私は夜、本山先生の家族法の研修に山姿で参加して、そのまま新穂高温泉に向かいました。
 翌31日、朝1番のロープウェイに乗ったのですが、降りたときから、雨! 西穂山荘までの道を雨具をつけて黙々と登りました。そんな中でも、山スカートをはいた山ガールが大勢いました。
   

ミヤマトリカブト

クルマユリ

ハクサンフウロ
 西穂山荘から、雨はましになりましたが、景色はほとんど見えませんでした。
 私は、西穂独標までで限界でしたが、支会長一行は西穂頂上のすぐ手前まで登ったそうです。すごい!
 下山して入った新穂高温泉の立ち寄り湯。また、宿泊した「つくしんぼ」という宿のお湯。どちらもすばらしかったです。もちろん宴会も楽しかったです。 やっぱり温泉はいいな!
 山好きのみなさん。御一緒に登りませんか。(多摩支部 松村友子)  →上へ

 平成22年8月8日(日) 猛暑を、北丹沢神ノ川矢駄沢の沢登りで乗り切る山司登高会

 例年、猛烈な暑さの最盛期に、山司登高会のメンバーは、北丹沢(裏丹沢)の神ノ川支流矢駄沢でずぶ濡れになって沢登りを楽しんでいます。
 今年は、夏山行として先週の土日、北アルプスの西穂周辺に行ったばかりにもかかわらず、バテバテ感もなく行こうということになりましたが、例年に比べて参加の勢いがイマイチでした。つい1週間前には奥秩父の沢で大きな三重遭難事故があったばかりなので、やむを得ないことでしょう。そんなことで、いつものメンバー3名のほかに、沢は今回初の2名の新たな会員を加えて5名で、矢駄沢に涼みに行ってきました。
 今年は、雨も少なく好天続きのせいでしょうか、水温がそれほど冷たくもなく、ジャブジャブ水に入って滝を攀じ登るのもそんなに苦にはなりませんでした。なにせ、この沢はジャブジャブと滝壺に浸かって積極的
にシャワーを浴びて登るのが楽しい沢なのですから、あんまり水温が冷たいと体がすくんでしまいます。でも今日は、水量といい水温といい曇り気味の天気といい申し分のないコンディションです。 ちょうどよい水加減で、ちっとも寒くありません。
 林道から沢伝いに踏み跡を辿っていくつか堰堤を越すと、いよいよ沢に入ります。ここで、もういきなり胸まで浸かって目の前の小さな滝を越さなければなりません。 一度全身水に浸かると、後はバシャバシャジャブジャブはどうでもよくなり、ぐんぐん遡行していくと大きな滝(写真下左)にぶつかります。滝のそばは、瀑風でとっても涼しいです。 左の岩の窪みを登ると、上にはもう1つ大きな滝(写真下右)が構えてま
した。この滝も左の窪みを登ります。
 この先にどうしてもびしょ濡れになってしまうちょっと困難な滝が現れますが、根性で登りきりました。しばらく進むと、沢が大きく左に曲がってまたまた難しそうな滝があります。 昨年までは簡単に登れたのですが、手前が深くえぐれたのと水位が下がったせいでしょうか取り付きにくくなっていました。それで、今年はここは右の藪を高巻きで越しました。
 沢がまた左に大きく曲がると、真上にコンクリートの立派な橋が架かっていて、ここで遡行
終了です。体力のあるエキスパートはまだここから先稜線まで2時間以上の遡行が続きますが、我々は楽しい部分だけをチョイスしての谷歩きですから、ここまで出発してかららちょうど2時間、 ちょうどいい時間です。橋の上に上がると、林道を3、4分歩いて、登山道を林道がぶち切っているところから登山道を下山です。
 車を止めた神ノ川ヒュッテの小屋番の人たちと少しお話をして、例の如く、宴会を予定しているJR相模湖駅まで戻って、かどや食堂で反省会を行いました。 (HP編集室)  →上へ